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ストイックな職人を描くことが多い著者の作品の中でも、特にそのプロセスが専門的で、前半は興味を失いかけていましたが、後半は虎徹がいっしんに鉄と格闘し名刀を打つ姿に圧倒されるほどの迫力があります。不正を嫌い、高い理想と使命感を持って仕事に打ち込む、日本の伝統的な職人の姿がここにあり、カッコよくて震えてしまいます。 2009.10.30読了 クリックお願いします。 → ![]() 関連リンク→上総介 戦国書店 PR |
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こんにちは。
「いっしん虎徹」。私も読み終わりました。 すごい力作でしたね。溶けた鉄の熱がこちらまで伝わって来るようでした。 虎徹は上総介さんのおっしゃるとおり筋金入りの職人なんですが、口数が多いのが少し面白いですね。よく職人というと寡黙な人を描きそうですが、虎徹は自分の理想から他の刀鍛冶の批評までよくしゃべっていました。 あと、重病の奥さんが最後まで生きていたのが良かったです。私は途中で死んでしまうのではないかとヒヤヒヤしながら読んでいました。ありきたりの作家なら「奥さんの死に際まで刀を打っていた…」なんていう筋書きを採用しそうですが、さすが山本さんは並みの作家ではありませんでした。そんな手を使わないでも虎徹の職人魂を十分以上に表現できていたと思います。 私は武将に興味があるので、必然刀を見るのも人一倍好きなんですが、難しいですね~。博物館などで他人の迷惑も顧みず、じっと地金の具合なんか見てみるのですが、どれも同じに見えてしまいます。まだまだ、勉強が足りないみたいです。 11月の後半に静岡県の佐野美術館という所で「刀を持ってみよう」というイベントがあるのですが、参加費が3千円!。持つだけで3千円?!!。ちょっとこれはボッタ○○?。 ではまた失礼致します。
【2009/11/06 14:13】| | 白天目 #9a895ffb43 [ 編集 ]
Re:3千円ポッキリ!
白天目さん、こんにちは。
やっぱ「いっしん虎徹」読みましたか。 刀鍛冶のお話は多少読んだことがありますが、山本さんの作品は迫力がぜんぜん違いますね。 史実をだらだら書くつづる作品が多い中、強烈に訴えるものがある作品であり、光っている著者のひとりだと思います。 これからの作品も期待できますね。 ソレガシは白天目さんほど刀には詳しくはありませんが、昨日、会津若松城へ行きまして、前田慶次の刀を見てきました。 「いっしん虎徹」を読んだ後だったので、波模様など眺めておりましたが、虎徹と同じように、刀鍛冶の凄まじい仕事からできたのだと思うと、自然と時間をかけて見てしまいます。 そのほか、氏郷の鯰尾兜や直江状の写しなど展示されていて、とても面白かったですよ。 高速1000円で、久々の城攻めのお話でした。 では、また。 |
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