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国学院大学名誉教授・故桑田忠親氏の斎藤道三に関する史伝。 あくまでも信拠できる史料として、太田牛一の「大かうさまぐんきのうち」と「信長公記」と署名がはっきりした古文書のみを基準として、その他の諸記録を筆者の歴史的推理で取捨選択して、史実を考察している。 例えば斎藤義竜を土岐頼芸と深芳野との間に生まれたといわれていることを否定し、斎藤道三の実子で母は稲葉一鉄の姉だとしている。 氏の説にはうなずけるものもあれば、そうでないものもあるが、斎藤道三の人物伝としてはかなり詳細にわたった著作であるだろう。 ちなみにこの本が執筆された年の3年後に、「六角承禎式目」という古文書が発見され、道三の経歴だと思われていた国盗りは、父子二代にわたるものだったことが確実視されている。 2006.02.28読了 関連リンク→上総介 戦国書店 PR |
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