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【2024/11/24 03:23 】 |
風の呪殺陣 隆慶一郎著
約14年前に書かれた隆先生の本です。

織田信長の比叡山焼き討ちで、信長を倒すことに青春をかけた二人。
修行僧・昇運と山門公人衆・谷ノ坊知一郎は、それぞれの立場で信長を狙うストーリー。

隆先生は信長の焼き討ちを皆殺し(ジェノサイト)として問題視しており、信長を悪魔のごとく描いていますので、信長好きにはちょっとお勧めできない内容ですね。

この本のテーマは呪殺です。
巻末の解説にありましたが、叡南覚照大阿闍梨を取材したときに、「仏教が人を殺すかあ!」と凄まじい一喝を受け、すっかり作品の構想の軸が狂ってしまったようです。
隆先生は100枚ほど書き足し、首尾を整える予定だったようです。

今としてはかなわないことですが。。。。
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【2004/10/20 22:22 】 | 読み終わった本 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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