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この本を読んでいると、本を読むペースが遅くなる。
つまらない文章やわかりづらい文章を読んでいてもペースが遅くなるが、この本はそういう理由ではない。 文章が味わい深いのだ。 ひとつひとつの文章、登場人物などを噛みしめて読みたい。 そんな小説がこの本です。 吉原御免状 隆慶一郎著 PR |
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最近はすっかりやらなくなったが、一時、ゲームの戦国無双にハマっていたときがあった。
鬼武者などもそうだが、ファミコンの信長の野望をやっていた世代としては、プレステ2のリアルさには驚くものがある。 本体を買うのが遅かったのでこんな感想を持つのかもしれない。 使用するキャラクターの好みは真田幸村。 「真田の軍略天下へ示せ!」と叫びながら敵陣に突っ込み斬りまくるのが快感。 この言葉は、負けるとわかっていながら大阪城に入城していった彼の気持ちをちを端的にあらわしているのではないか。 ゲーム作った人はさすがですね。 軍師二人 司馬遼太郎著 |
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切腹には色々な作法があったようだ。
切腹の前にの食事は限りなく薄いものにする。(消化できないものが出ると見苦しいから) 腹の肉を寄せて刀を刺し、それが戻る力で一文字に裂くなどがあったようだ。 ただ、こんなもんで人間は死なないから、首を討つ介錯人が必要になる。 戦国時代の詳しい作法ははっきりしないが、自分で自分の首を切り落とした人物がいた。 関ケ原の戦いで息子を東軍に与させ、自らは西軍に与した九鬼嘉隆がその人。 結局、わずか一日の戦闘で西軍は壊滅したわけだが、西軍に与した嘉隆は息子・守隆の重臣・豊田五郎左衛門の説得で自刎(じふん)した。 自刎とは、自分で自分の首をはねて死ぬこと。 しかしそんなことが出来たのだろうか?? 嘉隆はそれほど苛烈な人物だったが、息子・守隆もまた苛烈で、父に自裁を勧めた豊田五郎左衛門を鋸引きの極刑に処した。 鋸引きとは、織田信長が杉谷善住坊の処刑で使った方法で、罪人を首だけ出して土に埋め、切れ味の悪い鋸で少しずつ引いて殺す残忍な方法。 九鬼の「鬼」がこのようなこうとを行わせたのであろうか。。。 「海王伝」「戦鬼たちの海」 白石一郎著 |
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上総介 戦国書店に白石一郎著「海王伝」UPしました。
直木賞受賞作「海狼伝」の続編。 前作よりは戦闘シーンが少ないですが、面白さは前作に劣らないものだ。 終わり方がまだ続くような感じなのだが、十一年たった現在、未だに続編が出版されていないと思われる。 笛太郎と馬格芝との最後の戦いが読みたい! 「海王伝」「戦鬼たちの海」 白石一郎著 |
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上総介 戦国書店に隆慶一郎著「柳生刺客状」UPしました。
徳川家康の影武者説がある。 関ケ原の戦いの最中に死亡して、影武者であった世良田元信を家康として家臣団が隠し通したというもの。 これは隆慶一郎先生の「影武者徳川家康」の説である。 その他の影武者説、または二人いた説(双子説)の小説は以下のとおり。 ・「三百年のベール 異伝徳川家康」南條範夫著 ・「二河白道 智臣本多正信伝」羽太雄平著 ・「秀吉秘峰の陰謀」長尾誠夫著 ・「徳川家康は二人だった」八切止夫著 などがある。 それぞれの家康説を読んでみてはいかが? 柳生刺客状 隆慶一郎著 |
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