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「加賀芳春記―ある逆臣の生涯」の続編で、片山伊賀守延高の没後のお話。前作でのヒーローである延高の遺志を継ごうとする家康・まつ・正木左兵衛・本多正信らによる戦のない世作りの過程を描いています。主人公がよくわからない状態で、あえて言えば正信でしょうか。それにしても、正純が登場しないで関ヶ原で物語が終わっているので、登場させればもっと幅のある話になったのかなと思ったりします。東陽人物の中では甚平が味のある人物でよかったです。 2008.12.18読了 クリックお願いします。 → ![]() 関連リンク→上総介 戦国書店 PR |
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沼田・竹原小早川家の統一の時期から没するまでの小早川隆景の生涯を書いた本です。兄の吉川元春とともに宗家・毛利を支えたことは有名ですが、その生涯は治世に優れ、仁愛の将だったという方向で描かれます。特に興味深かったのは、後半の脇役・安国寺恵瓊を皮肉屋として描き、主人公を引き立てていたところ。関ヶ原での毛利の態度についての裏工作などもなかなか面白い発想でした。 2008.12.10読了 クリックお願いします。 → ![]() 関連リンク→上総介 戦国書店 |
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江戸初期の三千石の旗本・水野十郎左衛門が主人公です。彼が出てくれば、当然、脇役には幡随院長兵衛と松平信綱が出てきます。それぞれの人物像がしっかりしていて、十郎左衛門の人間の大きさ・重さを引き立てます。軟弱な世の中に対し、慷慨するさまとその膨れ上がった怒りの爆発する最後のシーンには本物の男を感じました。彼も時代に遅れて生まれた人物の一人だったのでしょう。 2008.12.4読了 クリックお願いします。 → ![]() 関連リンク→上総介 戦国書店 |
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著者の「影の大老」「影の人・藤堂高虎」に続く、影の人物もので、主人公は、前半が細川藤孝(幽斎)で後半が細川忠興(三斎)。常に一つ下の座に座る精神を貫き、当時の教養のスペシャリストとしての地位を築き、信長・秀吉・家康のもとで見事に生き残った幽斎と三斎親子の処世術を中心に描いています。 2008.11.27読了 クリックお願いします。 → ![]() 関連リンク→上総介 戦国書店 |
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山内一豊の生涯を書いた本ですが、史実の間違いや武将の名前の間違いが非常に多く、読んでいてイライラしました。浅井長政を浅野長政と書いているのはよくありがちな間違いですが、丹羽長秀→丹波長秀、明智秀満を足利秀満とは。出版社のミスなのか、残念。内容的にもごく普通の一豊像なので、あまりお勧めは出来ませんね。 2008.11.21読了 クリックお願いします。 → ![]() 関連リンク→上総介 戦国書店 |
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